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2008年10月31日 (金)

MSMの大気補正によるGPS測位精度向上

 火山でのGPS測位は圧力源推定に欠かせないが,火山体では観測点間の標高差が大きいため,従来の大気モデルを使用した基線解析では誤差が大きい.とりわけ上下成分の季節変動は致命的な量である.そこで,わが社が気象予報で用いるメソスケールモデル(MSM)の気象格子点データ(3時間,10kmグリッド)を利用した.基線解析用プログラムのベルニーズVer5.0はオープンソースなので,プログラムでMSMデータを読み込んで計算させるように改修した.
 浅間山の,基線長が7000m程度なのに標高差が1500mもある観測点間に適用したところ,上下成分季節変動はほぼ消え去った.期待していた以上の成果に自分でも驚く.あとは受信点で観測した現地気象データも使うと,どの程度改善されるかだ.
GSIは相対的にこんなに標高差のある基線はないだろうから,こんな苦労は感じてないだろうな.ところで3ヵ年の研究計画の最終年で追い詰められ,この約一週間でなんとか目処をつけられたが,それができるならもっと早く手をつけていればよいものを,と言われそう.また言語がFortranだったので苦労した,学生時代以来20年ぶりだったので...

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