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2008年11月28日 (金)

浅間山の山頂部の局所的膨張

 GPS同様MSMを利用して,浅間山の光波測距データを高精度で補正した.浅間山ではわが社の軽井沢支社のI技官を中心に,精力的に観測を協力して実施して得られたデータがある.前掛山より上に5つの反射点があるが,このうちもっとも高い火口縁南の点だけが今秋になって3cmも短縮したがそれ以外はほとんど動いていない.何かのあやまり? そこで,ERIも山頂でGPSテレメータ観測を実施しているのでA氏に問い合わせたところ,同程度の量で火口膨張センスなのだそうだ.火口縁南の点から500m程の前掛外輪では動いていないということは,圧力源は相当浅いのか.
 一方,われわれの中腹の観測点では膨張は確認されていないが,本社やGSIの広域ネットでは膨張している.すごく深いところとすごく浅いところが膨張しているという,複雑なモデル.
 支社の火山ガス観測でもSO2は増えているので,活発化のセンスは間違いない.

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2008年11月17日 (月)

吾妻山噴気騒ぎ

 吾妻山の大穴火口で新たな噴気活動が始まったとの事で,火山解説情報が発表される.数年来,地震活動と同期した山体膨張がGPSで確認されてきていて,先月の火山学会でも共同発表したばかりだった.圧力源の深さは地下500mと浅いのにもかかわらず,表面現象はないと発表していたが,ついに地表面に達したか.
 ここは有料道路が通じる観光地でハイカーも多いが,今週で道路は閉鎖されるらしい.今後の活動は気になるが,観光シーズンが過ぎた時期というのはまずはよかった.

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2008年11月16日 (日)

相対重力計の連続観測

 伊豆大島ではERIが時折MG5の絶対重力計で観測を実施している.一方,NIEDは御神火茶屋で相対重力計による連続観測を実施している.CG3を使用しているそうだが,本来,連続観測を想定したつくりになっていないので,データ蓄積部を新たに作成したそうだ.もともと内部メモリは24KBと,単位を間違えたのではと思うほどの信じられない容量.30分サンプリングで4週間分しか蓄積できない程度.U川さんによるとだいぶ苦労しているようだ.
 一方CG5は内部メモリーは4MBと大きくなった.そのため,カルデラ外縁にAPS観測小屋でCG5を使った連続観測のテストを開始することにする.当面15分サンプリングで様子を見る.心配なのはレベルがちゃんととり続けられているかだ.次回の出張で確認するのが楽しみ.

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2008年11月13日 (木)

シントレクスCG5と重力計のあたりはずれ

 10日から17日まで,伊豆大島で繰り返し重力観測と地震データ回収.きょうは大島南岸半周を折り返し観測.昨年度末新規購入したシントレクスCG5を使っての2回目の観測.ラコストD型(D-109),シントレクスCG3,CG5と新旧あわせて異なる3機種による繰り返し観測の風景も賑やかというか節操がないというか..
 CG5のドリフトの線形性はCG3と比べてはるかによいことがわかった.これは,今まで使っていたCG3のロットが悪かったのか,新しく購入したCG5のロットが良かったのかはわからない.しかし重力計の当たり外れは結構あるもので,恩師でもありカルデラ観測のパイオニアであるH大名誉教授の使用していたラコストG-???(シリアル番号忘れた275だったかな?)は優れものだったそうで,何本もの論文を生産している.

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