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2009年1月19日 (月)

降水物理過程を考慮した噴煙モデル

 今週の火山あんなわセミナー.来年度から共同研究者となる予報研究部のH研究官の降水の物理過程まで含めたシミュレーションによる噴煙成長のモデルのプロトタイプの御披露.先行研究ではさまざまな噴煙モデルがあるが,ちゃんと物理過程まで考慮したモデルの例はほとんどない.これで火砕流等を含む噴煙のほか,火山豆石や,もしかしたら火山雷の再現までできるかも.来年度以降計画している,ドップラーレーダーによる噴火の強度関数を実測する技術が可能になれば,これらの研究成果を統合して降灰シミュレーションはさらに精度を増すだろう.すでにこの時期からここまで研究を進めてくれていることには頭が下がる思い.

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2009年1月10日 (土)

20年前の修士論文

 20年間ずっと引っかかっていたことがある.修士課程の学生だった頃の研究成果をペーパーにしていなかったこと.その後すぐ他業界へ就職してしまいその機会を逃していた.
 1988年に雌阿寒岳は約30年ぶりに小噴火した.その後,1986,1988,2006,2008年と小噴火がありやや活発なステージに入ったが,その口火を切った活動である.その頃釧路支社が地震計1点のすす書き記録で観測しているに過ぎなかったが,学生だった我われは5点の地震観測点を展開してデジタル記録で解析していた.
 今回,恩師K先生退官記念の論文集作成のため執筆を編集者から依頼された.雌阿寒岳の観測や解析でお世話になった先生であり,ちょうどよい機会なので快諾した.ところが,地震波形データも解析結果のデータも残っておらず,あるのは手元にある原著論文のうつしだけ.これをデジタイズして整理して形になるのに一ヶ月近くかかった.が,本日提出.やっと20年ぶりの後ろめたさから開放される.

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