2009年4月16日 (木)

新年度と新体制での火山研究への期待

 我が研究室に4月からS主任研究官が仲間入りした.さらに鹿児島支社から本社に異動になったH係長も4月から当室の併任になり,新たな仲間を迎えての歓迎会.

 これまでの研究対象の中心は地の底(地殻変動)であったが,これからは空の果て(噴煙モデルと移流拡散)にまでに拡大する.これからの火山研究の対象が広い分野にわたることになり,より火山防災に直結するような有機的な研究成果が期待できそうで,嬉しい.

 しかし,アルコールのせいなのか,腰の痛みが増して自分は途中退場.

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2009年4月13日 (月)

スポーツ大会と腰痛と火山観測

 わが社では毎年4月に恒例のスポーツ大会がやく3週間にわたり開催される.ソフトボール,綱引き,マラソン,テニス,バトミントン,サッカー等の種目を,昼休みと退社時刻後に各研究部対抗で競う.これは異動で新しく加わったメンバーとの親睦を深めるという意味合いもあるが,賞品のビールの本数が総合成績の順位によって色づけされるのでよけいに力が入る.
 力が入りすぎて?,大会開始早々に腰を痛めた.それでも緩い運動で体を慣らす方が効果的と思い,軽いジョギングやジムでの軽い運動をしてしまい,いっそう悪化.普通に歩くどころか,じっと座っていることもできない.三脚を運ぶこともおぼつかない.
 これでは今年度も数ある火山観測をこなせそうもない.ましてや20kgもの荷を背負って,登山などは... 身体だけは丈夫と自負して,無理してきたつけがまわってきたようだ.
 椎間板ヘルニアなどになっていなければ良いのだが.

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2009年4月11日 (土)

退官記念祝賀会

 札幌で,大学時代の恩師の退官祝賀会に参加.師には自分のように公私ともにお世話になった元学生らの他,全国から多くの研究者が集まり,その人望の深さ,交流の広さを感じた.火山の業界からも多くの先生が参加され,いま北海道のどこかの火山が噴火しても,すぐに噴火予知連の現地対策本部を立ち上げられそう.そうなれば自分はまた事務局か.
 師の人間的な懐の深さに多くの学生が師のもとに集まり,そこで学び飲んだ.長い間おつかれさまでした.雌阿寒岳や十勝岳の観測で寝食をともにさせて頂いた学生時代の経験は,自分にとってはかけがえのない宝になっています.

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2009年4月 3日 (金)

大型補強の新戦力

 わが研究室に新年度から,S主任研究官が加わり6人体制になる.本社で,移流拡散モデルに基づく降灰予測業務の導入に直接かかわったスペシャリスト.さらなる予測精度を上げるために,我々と一緒に働くことになる.
火山は学際的な学問,現在は地殻変動研究にかなり軸足をおいてきたが,気象分野を融合する火山研究こそがこれからアピールできる選択肢の一つであることに間違いはない.その点では大型補強だ.

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2009年4月 1日 (水)

スポーツジム

 昨年の今頃,風呂場で鏡に映った自分の上半身をみて愕然とした.胸板は薄く,肩は下がり,全くの貧相な体つきに変わり果てていた.学生の頃はラグビー部で鍛えていたので,筋力,腕力はある程度自信があったが,いまは見る影もない.肉体派火山研究者にとっては身体が資本.これでは仕事で山に登るにも,頼りないだろう.
 ということで,一念発起してスポーツジムに通いだし,約1年がたった.一週間に2日くらいしか通えないが,それでも行かないよりはまだましであろう.今シーズンの登山では,トレーニングの効果が出るだろうか.

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2009年3月26日 (木)

進化したトータルステーション

 測量用トータルステーション,ライカジオシステム社のTCP1205+を購入し,今回の雲仙岳で初めて使用した.これにはこれまの機械的な機能の多くが電子式になっている.たとえばデジタル気泡管.水準をとるための円形気泡管が液晶画面に表示され,それを見ながら微調ネジで気泡を中心に合わせる.一番驚いたのは求心機.機械の水平位置を基準点の真上に一致させるのに使用するのは,レーザー光線である.視覚的にオレンジの光線が基準点の十字の中心に乗せられるのである.かつでは紐についた逆円錐形の錘で,その後,光学的にファインダーをのぞく方法となったが,現在はここまできたか.業界では以前から使われていたのかもしれないが,装置はどんどん進化していく.火山学の進化はそれと比べたらどうなのであろうか.

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2009年3月23日 (月)

訃報 -雲仙にて

  昨日から6日間の日程で,2年ぶりの雲仙岳観測出張.しかし長崎空港に降り立つや,福岡支社の火山センター長から携帯電話でM氏の訃報を受ける.急逝だった.自分と同じ世代で雲仙岳の噴火時の修羅場を一緒にくぐった仲間の一人である.あまりに突然のことで信じられない.自分とM氏とはゆかりのある雲仙の,2年ぶりの出張時に氏の訃報を知るとは,なんだかある種の因縁を感じる.
 葬儀は故郷の熊本である.観測用の登山シャツでは参列できないので,スーツから靴まで一式新調して,熊本に向かい葬儀に参列.多くの火山仲間も同席,みな声も出ない.
 あすから残りの日数で,M氏と一緒に観測したことなどを思い出しながら,雲仙岳を登り,観測を行うことになろう.これまでで一番気分の落ち込んだ雲仙岳の観測になるであろう.

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2009年3月12日 (木)

霧島山でのCG-5

 昨日から8日間の日程で霧島山の重力探査.重力計は前回までのシントレクスCG-3から,更新したCG-5に.性能がハイスペックになったことよりも,機械的に小型,軽量になったことが,手放しでうれしい.これで機動力が増し,これまでの2~3割増しの観測データを取得できるだろう.

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2009年2月 6日 (金)

大島カルデラ内GPS連続点化

 1998年から伊豆大島カルデラ内11点で実施してきたキャンペーンGPS観測点の,悲願の連続テレメータ化がきょう完成した.これで島内27点のうち,キャンペーン観測点は,インフラ整備されていない東岸を中心とした5点だけとなった. 10年前にはじめて高密度なGPSキャンペーン観測を行って変位分布を把握するまでは,大島の詳細な変動はわからなかった.しかし,今ではさらに詳細な活動把握を行うには,時間的に高分解能が要求され,キャンペーン観測では説得力がなくなった.これとカルデラ内の高密度APS観測によって,更なる新たな知見が得られるであろう.

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2009年2月 4日 (水)

まえちゃんねっとの貢献

 今回の噴火は小規模噴火であり,総噴出量は2004年噴火よりもかなり小さい.それにもかかわらず,そのインパクトは中規模噴火であった2004年噴火とひけをとらない.その理由は映像である.2004年の活動では4回の中規模噴火があった.しかしそのいずれも夜間であるか,あるいは日中であっても雲の中であったので,ダイナミックな噴火映像はほとんどとられていない.
 ところが,今回の噴火映像は「まえちゃんねっと」によって詳細に記録され,それを不特定多数がリアルタイムでモニタリングした.「まえちゃんねっと」とは,コンピューターソフトのコンサルをしている前島さんという方が,ほとんどボランティアで浅間山周辺にネットワークカメラを整備して,質の高い映像を公開・提供しているものだ.
 火山学会において話題提供をすることもあり,我々の業界でもよく知られている方だが,今回をはじめとする噴火映像の提供においては,最近の学界に充分貢献されている.と同時に,草の根火山ファンにもモニタリングの機会を与えることに成功し,噴火現象を間近に感じることによって火山に興味を持つ人たちの裾野を広げたことにも貢献している.

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